ほぼ公式サイトの内容そのままですが、Google Analyticsを使ってみたので、メモしておきます。 最新はV4で、公式サイトはこちらになります。
この記事では、Google Analyticsのサービスに登録し、Property IDを取得してあることを前提としてます。
2024/1/18更新
読者の方からGoogle Analyticsに関する情報を頂きましたので、追記しておきます。Ultimate Beginner’s Guide to Google Analytics 4 (NEW 2024 Interface)
2024年の最新情報に基づいた詳細なガイドになっていますので、こちらも合わせて参照ください。(こちらは英語サイトになります。)
Google Analytics V4 ライブラリを組み込む
Google Analytics V4はGoogle Play services SDK
に含まれています。これまでは別途Analytics用ライブラリが配布されていたようですが、V4からはSDK Managerから最新版のPlay Serviceを導入することで利用できるようです。
Google Play services
を利用するには、まずGoogle Repository
とGoogle Support Repository
をインストールする必要があります。
SDK ManagerのExtraからGoogle Repository
とGoogle Support Repository
を選択してインストールします。
Google Play service
がサポートライブラリに依存しているため、その解決のためにGoogle Support Repository
が必要になります。
Gradleで依存関係を解決するには、build.gradleに下記のように指定します。
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Android StudioではGradleを使って依存関係を解決してくれます。先ほどダウンロードしたローカルリポジトリが参照されるため、ここではGoogle Play services
を直接SDK Managerからダウンロードする必要はありません。
Trackerの準備をする
V3を入れてみたときは、EasyTrackerが簡単なScreen Viewを取得する例だったのですが、V4だとApplicationクラスにTrackerを取得するためのコードを記載して、同一アプリ内からTrackerを取得して収集するという形が推奨されています。
公式サイトの例よりちょっと省略します。
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GoogleAnalytics#newTracker()
の引数に取得しておいたProperty IDを指定します。
AndroidManifest.xmlに、下記を追記します。上記で作成した独自Applicationクラスを継承し、Analyticsが要求するPermissionを指定します。
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これで、Trackerの準備ができました。
Screen Viewを取得する
取得したいスクリーンでTrackerを取得し、情報を送信します。
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上の例ではActivityのonStart()
のタイミングでMyActivity
というスクリーンを送付しています。
これで完了です。実際に実記にインストールし、データが送付できているか試してみましょう。 何度か対象のActivityに入ったり出たりした後、Google AnalyticsサイトのBehavior > Screensのページを確認します。 自分が送付したScreenName(ここでは"MyActivity")と表示回数が表示されていれば成功です。
まとめ
Google AnalyticsはV4からlibを手動で組み込まなくてよいので、バージョン追従とか依存解決とか楽になるのでいい感じです。
この記事ではダウンロードしなかった、Google Play services
をSDK Managerからダウンロードするとサンプルコードが読めます。
サンプルは、<android sdk root>/extras/google/google_play_services/samples/analytics
以下にダウンロードされます。
Screen View以外の実装もされていて、APKにして自分のProperty IDで動作させるといろいろ動作確認できるので参考になります。