Featured image of post 個人的corne v4 chocolateセットアップについて

個人的corne v4 chocolateセットアップについて

肩を痛めたことをきっかけに分割キーボードに戻すことを検討するようになりました。

Keyboardio Atreusとは3年近い付き合いですが非常によくできたキーボードで、自分にとってはEnd Gameと目されていただけに、なかなか別のものを探す気になれずにいました。

最近キーボード、正確にはキースイッチを刷新してみました。 最初の動機は通常のタクタイルスイッチから静音リニアスイッチに変更することだったのです
キーボードカスタマイズ:キースイッチを静音化して変荷重レイアウトにしてみる

そんな2024年の4月に、corne v4が登場しました。

Figure 1: 遊舎工房商品ページより引用

Figure 1: 遊舎工房商品ページより引用

Corne V4 Chocolate

v3のマイコン位置にキーが追加されたことでAtreusとかなり近い配置が可能で、ケース付き、HotSwapも対応した分割キーボードということでAtreusのリプレイスとしてかなり期待を持ちました。

そして何より、corne v4 chocolateのカッコよさに一目惚れしました。 折しもLofreeによるロープロファイルキーボード熱が高まった時期でもあり、このタイミングでロープロファイルキーボードにすることにしました。

キースイッチ

まずLofree Ghostを使おうと思って購入していました。

Lofree FLOW ロープロファイルメカニカルキーボード用Kailh キースイッチ:GHOST(リニア) / 90個 Amazonで見る

たまたま会社の同僚が使っていたので事前に試してみたのですが、前評判のとおり若干重い感じがしました。 しかしロープロファイルはストロークが短いこともあり、誤入力防止にも固めの方がいいのかもしれないと考え、いずれにせよまず使ってみることにしました。

結論としては利用に支障を感じることはありませんでした。

ただ親指のModifierキーにはかなり抵抗感がありました。 キーキャップとの相性もあると思いますが、長時間使っていると痛みを感じることもありました。

静音キースイッチへ

持ち運んでどこでも使おうとするとやはりスイッチは静音がいい、ということで早くもGhostを離れ、別の静音スイッチを探すことにしました。

ロープロファイルで静音スイッチとなると、現状そこまで選択肢は多くない印象です。2024年8月時点で自分が候補としていたのは以下の2つです。

まず1つは、Choc V1タイプのAmbients Silent Chocです。

Ambients Silent Choc Switches 35個入り ❘ キーボードスイッチ メカニカルキーボード用 ロープロファイル KailhChocV1対応 静音リニア (35G LINEAR - TWILIGHT) Amazonで見る

Ambients Silent Choc Switches | 遊舎工房

こちらは遊舎工房さんで取り扱いがありました。 数少ない、というか知る限りはChoc V1では唯一の選択肢となる静音キースイッチだと思います。店舗で試した感じでは悪くない印象でした。

今回はLofree Ghostから入ったこともあり、自分が利用しているキーキャップがMX互換のChoc V2向けだったので見送りました。


そしてもうひとつは、Choc V2タイプのDeap Sea Silent MINI Isletです。

Figure 2: TalpKeyboard商品ページより引用

Figure 2: TalpKeyboard商品ページより引用

Kailh Deep Sea Silent MINI ロープロファイルスイッチ Whale(静音タクタイル/45gf(O)/5個)| Talp Keyboard

国内では、TalpKeyboardさんで販売されていました。AliExpressでも見かけるのでそちらでも購入できるかもしれません。

自分はキーキャップの互換性もあって、Kailh Deep Seaに変更しました。

Kailh Deep SeaはLofree Ghostより数値としても押下圧が低く、実際重さも軽減されたように感じられます。 肝心の静音性も良好で、打鍵感も悪くありません。キーボードフォームカットも検討していましたが、Kailh Deep Seaであれば不要と判断しました。


ロープロファイルの静音スイッチはまだまだ選択肢が少ないので、好みのものを選ぶという状況ではない気はします。 しかし以下のブログで紹介されているようにLofreeが静音スイッチを試作しているという噂もあり、今後種類が増えていくことを期待しています。

試作品レビュー!Lofree x Kailh 「Ghost 40gf / 静音リニア」レビュー

キーキャップ

ロープロファイルのキーキャップもスイッチと同じく選択肢は正直まだあまり多くない印象です。 こちらもGhostを基準にMX互換のChoc V2で探しています。

Lofree Ghostと合わせて購入したのはXVX Skyline R2でした。

Figure 3: 遊舎工房商品ページより引用

Figure 3: 遊舎工房商品ページより引用

XVX Skyline R2 - Low Profile PBT Double-shot Keycap - WOB | 遊舎工房

スタンダードで癖のないシンプルなキーキャップという印象です。質感もよく、遊舎工房さんで入手できますし、値頃感もあるとてもいいキーキャップでした。

ただcorne v4はLEDが搭載されていたので、せっかくならBacklitキーキャップにしてみようと思い、別のものを探してみました。


Backlit対応のロープロファイルキーキャップとして自分が購入したのは、Tai-Hao Thinsです。

Figure 4: Talpkeyboard商品ページより引用

Figure 4: Talpkeyboard商品ページより引用

THT (Tai-Hao Thins) ロープロファイルキーキャップセット(PBT/MX/ミントブルー)| Talp Keyboard

こちらはスタンダードな黒色もありましたが、ちょっと遊んでみようという気持ちでミントブルーにしてみました。 XVX Skyline R2に比べると名前の通りすっきりとした見た目で、中央に程よい窪みがあってタッチの感覚はとても好みでした。

mint60の頃にTai-Haoキーキャップは使っていたので、個人的にはモノの良さは間違いないだろうと思っていました。 やはり流石Tai-Haoさんということで、質感自体はとてもよいと感じています。

印字のないThinsキーキャップについてもTalp Keyboardさんに取り扱いがあるので、いくつか組み合わせて利用しています。

特に1.5Uのキーキャップは他では見かけないので貴重な気がします。


ちなみに、XVXにもBacklit対応しているものもありました。

こちらはまだ自分は利用したことはないので、特にコメントはないです。将来黒いBacklit対応キーキャップにしたくなったときの候補としてメモしているものです。 Tai-Hao Thinsにも黒はあるので、どちらにするか、他も探すか、悩ましいです。(沼)

XVX 118キー キーキャップ PBTキーキャップ カスタムキーキャップ ロープロファイル 100%、75%、65%、60%のキーボード対応 ユニバーサルタイプ(ブラック) Amazonで見る

TRRSケーブル

最後に分割キーボード独自のパーツ、TRRSケーブルです。

TRRSケーブルは機能としては流さをどうするかと、ジャックをL字にするかどうかでかなり悩みました。 特に既製品で両端L字ジャックのTRRSケーブルは意外と少なかった印象です。

最終的にJizai StyleさんのMETASPIRA DENSEにしました。

Figure 5: Jizai Style商品ページより引用

Figure 5: Jizai Style商品ページより引用

METASPIRA DENSE TRRSケーブル ストレート型 – JizaiStyle

DENSEはケーブルにスプリングのスリーブが付いている構造になっていて、ケーブル自体が非常に柔軟です。 なのでケーブル自体を曲げたときの抵抗感が少なく、取り回しが非常によい印象です。そして何よりカッコいい。。。

長さは最も汎用的な0.5mにしました。ジャックの方は最後までL字にするかどうかで悩みましたが、結局ストレートにしました。

これは完全に好みなのですが、corne v4の場合、TRRSジャックが分割された間に向かって配置されているのでストレートの方がすっきりとした見た目になること、 そしてなるべくTRRSケーブルを含めた筐体全体が黒で統一されていることを重視しました。つまり見た目で選びました。

あと実際キーボードの間にマウスなどを配置しないので取り回しもよいというのもありました。 ただ持ち出し先では間にノートPCのトラックパッドを配置するようなケースもあるため、やっぱりL字もあった方がいいかもしれないと悩み中です。(沼)

まとめ

私のcorne v4 chocolateのセットアップについてまとめてみました。 まだいくらか悩んでいるカスタムはあるものの、概ね満足できるセットアップになったと思っています。

特にDeep Sea Silentキースイッチが登場したことが一番のキーポイントだったと感じています。 今のセットアップで持ち出しができ、かつ満足できるキータッチが実現できたのはDeep Sea Silentがあったからこそと言えると思います。

個人的にはAtreusからの移行もスムーズにできており、キー配置の違いもほぼ吸収できています。

一部このタイミングでキーマップも変更してみたのですが、それはまた別に目的と慣れが必要なものだったこともあり、また別の機会にまとめてみたいと思います。


今後はアクリルトッププレートの変更をしようか考えているところです。

キーボードアクリルプレート | 遊舎工房

トッププレートによるタッチ感の違いもあるようですが、恐らく自分はそんなに感じない方だろうと思うので、見た目重視でマットブラックにしようと目論んでいます。

キーボードは一度変更するとしばらくカスタム沼から抜けられないですね^^;

Built with Hugo
テーマ StackJimmy によって設計されています。