Raspberry PiはOSをインストールすると、そのSDカードの容量によらずパーティションサイズが3GB になってしまうようで、Emacsビルドなど作業領域を確保をするためには、パーティション拡張が必要です。
というか何かしようと思ったらほぼ必須な気がするので、初期設定の一環ですね。HDMIでモニタ出している人はGUIでできるのかもしれないです。
sshからパーティションの拡張を行うには、下記を参考にさせていただきました。
サイズ拡張
ほとんど参考サイトそのままでできます。
df -h
で/dev/mmcblk0p1
を確認する(デバイス名はp1手前まで)- fdiskでパーティションを作り直す
- resize2fsでサイズ変更
自分のメモとして書いておくと、
まず、100%近くまで使われているディスク状況を確認して、mmcblk0
があることを確認。
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続いてfdisk
。
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で、以下fdisk
操作:
p
: パーティションのアドレス情報などを表示(p2の隠しパーティションの情報を確認)d
: 隠し部分のパーティション削除2
: 2番目のパーティションなので、2を指定。p
: 結果確認n
: 新しいパーティション作成p
: primaryを指定2
: 2番目のパーティションを指定数字
: 最初のp
で表示した2番めのパーティションのstart
アドレスを指定- `` : 何も入力しない。(デフォルトでOK)
w
: 変更を書き込み。
そして、一旦再起動して
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これで、完了。df -h
などで既存のパーティションが拡張されているか確認します。
非常にわかりやすい記事で助かりました。
Emacsビルド
Raspberryはやはりというかなんというか、Emacsは入っていません。pythonでもNode.jsでもコード書くのにEmacsは書かせません。入れます。
こちらの記事を参考にしました。
RaspberryPi - Raspberry PiでEmacs 24.5とCaskを使う - Qiita
GNUからEmacsの最新コードをとってきてビルドすればOKです。(僕はCaskは使っていません) 端末利用なので、–without-x付きでビルドするのがポイントです。
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作業領域を確保していないと、ビルドに失敗するので、上述のパーティション操作を行ってからビルドをすれば問題ないです。
ちなみに、emacsclient
をX Systemでないところで使うには、まず下記を使ってEmacsの退避と復帰を覚えます。
Ctrl + Z
: 一旦退避fg
: プロセス復帰
Serverさえ起動していれば、emacsclient
で既に起動しているEmacsでファイルを開けます。毎回Emacsを起動していると、人によっては時間かかるので端末上でもemacsclientがオススメです。